お義母さんに会いたい 2

家で看取りたい【一年前の話です】

コロナ禍でこんな風に思った方も多いのではないでしょうか?

会えないうちに、痴呆が進み、寿命も迫ってくる…

だから、せめて1日でも元気なうちに住み慣れた家で過ごしてほしい…

これって実は高齢になった自分の親に対して、自分の子供たちが巣立っていった50代60代の方々が抱く気持ちらしいです。

私の場合は、20代でそれが来てしまった。

子供もまだ小さいうちに…

🔻前のお話

お義母さんに会いたい 1

 

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あとがき

お母さんを日帰りで家で過ごさせてあげたいと思い、2年前のこもみの初節句の誕生日会にそれを計画していましたがコロナでおじゃんになってしまっていました。

孫と家で過ごさせてあげたかったんです。
お母さんは畳の部屋でこもみとボール遊びをしたいと言っていたのです。

その思いも叶わなくなってしまった
あれから2年。

1時的な帰宅も許されない今、お母さんをこの家で過ごさせるには老人ホームから退去するしかありません。
子供もいる中で、介護するなんてはっきりって無理があります。
でも、何かしらの支援を受ければ、何とかなるんじゃないだろうか?
私たち素人が話し合って無理だと決めつけるのではなく、いちどプロに聞いてみたいのです。

私はお母さんに、将来の自分を重ねているのかもしれません。
家族に会うこともなく、家に帰ることもなく、生涯を終えるかもしれない…最後に思い出を作ることも許されない。
介護はきれいごとじゃなく、絶対に絶対に大変だと思います。私には介護士の資格もないし、大人の排泄物を使ったこともありません。
でも、同じ女性だからか分かりませんが、家族のそばに少しでもいたいと思っているのではないだろうか?と思うのです

老人ホームなら至れり尽くせりで何でもやってもらえて、家に帰って来させる方がかわいそうだ
とチゲさんは言います。それは私のエゴだと。
でもまだあきらめ切れないでいました。

この日は、こもみが自分が話に入れないので
こっちを向いて欲しかったのか、
大きな声をずっとあげますた

それにあんまりうるさかったのでチゲさんは怒り…

つづくよ

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