お義父さんの味噌汁 3
🔻前のお話
過去一度、倒れた義父
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あとがき
みんなの気持ちはひとつーー
まだこもみが生まれる前…
お義父さんが倒れて救急車で運ばれた後の家は、とても恐ろしかったです。
お義母さんと2人きりになった家はあまりに心細かった。
それでも嘆いて取り乱すお義母さんをなだめながら励ましながらつとめて明るく振る舞っていました。
でも、初めてお義母さんのトイレの介助をしたときに、心がポッキリ折れてしまいました。
今までお義父さんにトイレのお世話もお任せしていたので、こんなに体が重いこと、ニコニコし続けることができないこと、思い知りました。
私はお義母さんをトイレに置いて、離れて泣いてしまいました。
家が本当に不安に押しつぶされていました。
チゲさん早く帰ってきて
お義父さんは入院したらお義母さんのお世話どうしよう
それと同時に
それまで
家のことを全てお義父さんに任せていた私は、これからの家事のことを考えました。
このままじゃダメだ
これからは私が頑張らなきゃ
朝はまず…味噌汁作りから…それから…?つーか私洗濯機回したことない…
何もわかりませんでした。
家事を一身に担っている母親が倒れたら、家の中がぐちゃぐちゃになるのってこういうことなんだろうなと思いました。
今も変わらず毎朝、味噌汁を作ってくれるマキオさん。
ありがとう。
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